D’s Voice

毎日を規則正しく
過ごせる仕事です。

  • 運輸本部 運輸部
  • 定期便ドライバー(近距離担当)
  • 鯉堂 健士郎
  • Kenshiro Koido

1日に250kmを走ります。

入社3年目になります。父が同業でドライバー職をしていることがきっかけで、入社前に大型免許とフォークリフト免許を取得していました。入社後すぐに「地場」と呼び合う近距離の運輸便を担当することになり、現在に至っています。近距離と言っても、1日に250km程度を走り、これを週5日、毎日繰り返すのが定期便ということになります。日々の運行業務以外に、年に数回Off-JTとして開催される、KYT研修等の安全に関する勉強会や、ドライバー同士の情報交換会にも参加し、製品事故、車両事故、労災事故撲滅に向けて意識を高めています。

湖南運輸株式会社 D’s Voice

1日の流れはこんな感じになります。 【定期便ドライバー(近距離担当)の1日】

定期便ドライバー(近距離担当)の1日
  • 起床、朝食。

  • 本社に出勤。始業点呼、日常点検を行い、今日も「事故ゼロ」を誓って、いざ出発です。荷物は前日午後、荷主様の工場で積み込んであります。このようなやり方を業界では「宵積み(よいづみ)」と言います。

    定期便ドライバー(近距離担当)の1日 本社に出勤
  • 三重県伊賀市の配送先に到着。フォークリフトを使って、慎重に荷下ろしします。2時間半程度を要します。

  • 空箱を乗せたパレットを荷台に戻し、今度は荷主様の工場に向けて出発します。

  • 昼食、休憩。

  • 昼滋賀県高島市マキノ町にある荷主様の工場に到着。この間の走行距離は125kmほどになります。到着後速やかに積荷作業にかかります。積荷完了は原則16時。平均して2時間ぐらいはかかります。荷物の個数は日によって変わりまして、1パレットで300kgほどの重量の荷物を最大で52パレットまで積みます。荷物に傷をつけないよう、丁寧に作業します。走行中の転倒や荷台内での横滑り防ぐため、緩衝材を効果的に使います。個人的なこだわりですが、美しく、整然と積み上がると、ニンマリとします(笑)。積荷が完了した時点で、元請け様に報告を入れます。

    定期便ドライバー(近距離担当)の1日 昼滋賀県高島市マキノ町にある荷主様の工場に到着
  • 荷主様工場を出発。本社に向かいます。100kmほどの行程になります。

  • 本社着。終業点呼後、日報を作成します。

    定期便ドライバー(近距離担当)の1日 本社着
  • 退社。美味しいものを食べて、翌朝に備えてしっかり休みます。早寝早起き。

    定期便ドライバー(近距離担当)の1日 退社

運転だけが仕事ではありません。
人や自然とも触れ合います。

ドライバーの仕事は、運転する時間帯と、荷物を積んだり下ろしたりする時間帯が交互にあります。前者は一人の空間となり、好きな音楽を流したり、地方のラジオを聴いたりしながら、自分のペースで仕事が進められます。トラックは自分専用ですので、ほとんどのドライバーが運転席を自分仕様に仕立てています。目的地に到着すると、相手とのコミュニケーションが発生します。また後者は、戸外で体を動かす作業となりますので、自然や季節を肌で感じたり、運転中のストレスを解消することもできます。定期便のドライバーは規則正しい生活が送れますので、意外かもしれませんが、実は健康管理がし易い仕事です。また、取り扱う荷物自体は、必ずしも消費者に直接触れるものはありませんが、私たちが毎日の流れを止めてしまうと世の中に影響を与えてしまいます。そういう意味では貢献度の高い、責任ある仕事だと思っています。

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滋賀と東京を
往来しています。

  • 運輸本部 運輸部
  • 定期便ドライバー(長距離担当)
  • 川畑 茂樹
  • Shigeki Kawabata

夜中も走ります。

当社の運輸部は、非定期な個別案件に対応するチーム以外と、定期便を担当するチームに分かれており、後者には滋賀県内外近郊を走る近距離のドライバーと、私のように首都圏と滋賀を行き来する長距離担当のドライバーが帰属しています。長距離を運行する場合、大概は夜間を走ることになります。私の場合、夕方ここ栗東市で積荷し出発します。目的地の東京に着くのは翌朝です。東京では数カ所の配送先で荷下ろしをし、各所で逆に荷物を預かって戻ってきます。往復の距離にして約1,000kmです。荷物は教科書でして、東京へ新しい図書を納品すると同時に、返品されてきた書籍を預かり、荷主様に戻すという循環になります。夜間走行するといっても、4時間に1回、30分間の休憩を取ることが義務付けられていますので、居眠り運転を起こさないよう、必ず休息します。食事は好きな時に摂っています。サービスエリアで休憩する時もあれば、運転しながらパンやおにぎりを頬張るときもあります。基本、生活のリズムを崩さないことが一番ですので、なるべく同じ日課になるよう心がけています。

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自分の部屋のようなものです。

目的地が遠いということは、運転している・していないに関わらず、運転席に居る時間が長いということで、つまり運転席周りは生活空間の一部ということになります。大半のドライバーは、ステアリングやシフトノブなど手に触れる重要なパーツはもちろんのこと、人によってはカラーリングを変えたりして、自分だけのプライベート空間に仕上げています。よく、「なぜ長距離ドライバーをやっているのですか」と尋ねられるのですが、結局のところ、その空間が好きなんでしょうね。ナルシストのように思われるかもしれませんが、一人の自分が格好良いというよりは、そこにいる方が落ち着くし自分らしくいられるということです。組織の中で数多くの人間に気を遣うのが苦手なんだと思います。だからといって仲間がいないわけではありません。ドライバー同士で、比較的マメに連絡をし合って、荷下ろし場所の特徴を共有したり、スムーズに走れるルートを伝え合ったりと。事故を絶対に起こさないという点ではみな同じ目標、意識を持っています。

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できればずっとドライバーで。

現在私は42歳。当社に転職したのは10年前です。そのときは普通免許しか所有しておらず、入社後数年間は4t車に乗っていました。フォークリフト免許、大型免許ともに入社後に取得しました。転職前は比較的多くの人材をマネジメントする類の仕事に就いていましたので、180度性格の違う世界に飛び込んだことになります。長距離ドライバーとなった現在、この仕事は自分に合っているなあと実感しています。ドライバー職に長年従事した場合、その先は運行管理等のマネージャー職にシフトするというのが1つのキャリアパスになっていますが、私の場合は、体力、技量が続く限り、ステアリングを握り続けたいと思っています。

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