Tour

アウトソーシング=流通加工代行事業の
現場見学にお連れします!

流通本部 流通部長
尾代 正彦
Masahiko Oshiro

Introduction見学に際して、POINTを説明します。

こんにちは。流通事業を担当する尾代です。本日は、現場見学ツアーに参加いただきありがとうございます。当社の流通加工事業は、大手自動車部品メーカー様系列の物流会社からの委託を受け、滋賀県栗東市と愛知県豊田市広瀬の2拠点において、海外で製造された部品の検査を行うというものです。現場に移動する前に、業務のポイントを簡単にご説明します。

Viewpoint 1

良否は段取り=工程管理次第。

流通加工業務は、その字の如く、流れ作業。途中で滞留せずスムーズに物が流れることがポイントとなります。そこで 重要になるのが指揮官です。仮に小学生チームに10工程ほどの簡単な作業を行なってもらうとして、そこに優秀な指揮官がいる場合とそうでない場合を想像してください。一部にどんなに優秀な作業者がいたとしても、全体を統率する人がいなければ烏合の衆と化し作業は上手く進みません。要は段取りを組める人がいるかいないか、その段取りが上手いか下手かです。この段取りのことを、私たちは「工程管理」と読んでいます。

良否は段取り=工程管理次第。

Viewpoint 2

建物の構造、作業内容が絡み合う方程式。

実はこれからご紹介する栗東事業所は栗東市内にあり、トラックヤードが1ラインしかありません。つまり入庫と出庫は同時にできません。建物は平屋で、倉庫と作業場は別棟になっています。一方、広瀬事業所は、「愛・地球博」会場跡地近くの郊外に立地し、入出庫スペースには余裕があります。しかし、こちらの館は3階建てで、1階が倉庫、作業場は3階になります。しかも3階の作業ラインは1本ではなく、複線型になっています。検査ラインに連続的に製品を投入するには、1階でのピッキング、3階への移動、直後の製品開封を迅速に行う必要があります。また両者ともに検査工程で不良品を見つけた場合、誰がどこまでの作業をどこで処理するかを決めておかねばなりません。こうした複数の制約条件の中で、いかに効率の良い段取りを組むか、多元連立の方程式を解き明かすのが流通加工の醍醐味です。

建物の構造、作業内容が絡み合う方程式。

Viewpoint 3

業務改善の決め手は「気持ち」にあり。

私は以前電子部品の生産管理業務に携わっていた経験があります。日本は、自動車製造業を中心に。この種のメソッドに関して世界一級のレベルを誇ります。いわゆる「カイゼン」と呼ばれる手法です。流通加工業務も、ものづくりのそれと変わりませんので、基本はその種のセオリーを適用可能です。しかし大きく異なる点は、自動化の範囲が狭く、人の手が数多く介在することです。そのため人の管理、つまりモチベーションやモラルの管理がとても重要になります。当然それにはチームの雰囲気、風土づくりが深く関与します。楽しく、気持ちの良い環境なら、誰しもが明るく前向きになるものです。アウトソーシング業務の良否にはスタッフの「心意気」が大きく影響します。当社の工程管理者はこの点を大変重要視しています。
それではいざ現地に出発進行!

業務改善の決め手は「気持ち」にあり。

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